好奇心に正直に生きるということ。 <br>亘つぐみのしなやかなライフスタイル。
好奇心に正直に生きるということ。 <br>亘つぐみのしなやかなライフスタイル。
A NEW LIFESTYLE

好奇心に正直に生きるということ。
亘つぐみのしなやかなライフスタイル。

人を惹きつける魅力的な人物には、その人自身のスタイルがあります。ブレない芯と、軽やかなフットワークが共存するスタイリストの亘つぐみさんも、そんな人物のひとり。バイタリティにあふれるライフスタイルを持つ亘さんの素顔に迫ります。
  • 亘つぐみ
    STYLIST亘つぐみTsugumi Watari

    ファッション誌をはじめ、広告やドラマ、女優のスタイリングを手がける。一方ではファッションブランドのアドバイザーやアンバサダーを務めるなど、長年のキャリアで培われてきた感覚を武器に幅広いフィールドで活躍中。Instagram(@tsugumiw

幼少期に抱いた大人の女性への憧れ。年齢を重ねてもかっこよく自由でありたい。

近年の亘さんの活動は、スタイリストという枠を超えて、さまざまなことをされている印象があります。

スタイリストの仕事が中心ではあるんですが、ブランドのアドバイザーやアンバサダーをやらせていただいたり、ドラマの仕事では登場人物の服や持ち物を決めながら、キャラクター設定の部分でも関わらせてもらったりすることもありますね。

スタイリストという職業はその名のとおり“スタイルをつくる”というのが仕事だと思うんですが、亘さん自身のスタイルはどのようにして築かれていったのでしょうか?

小さい頃よく親に着せてもらっていたのが、クラシックやトラッドな服が多かったんです。だからおのずとそうした服が好きになっていきました。自分で服に興味を持ち始めた10代の頃は、セクシーで女らしさを抱いた女性像に憧れて、そこを目指して自分自身を磨いていましたね。ソフィア・ローレンのような大人っぽい女性が好きで。洋書のページをめくりながらいろんな女性を眺めて、年齢を重ねてもかっこよく自由でありたいという気持ちを抱いていました。

ご自宅には壁一面に写真集や海外の雑誌、アートブックが並ぶ。洋書「PHOTO」やデヴィッド・ベイリーの写真集には、亘さんがクールだと感じる女性の写真が多数掲載。

 

そうした憧れの女性に近づくために、ご自身の生活の中で意識していることやこだわっていることはありますか?

歩き方であったり姿勢であったり、自分のスタイルを崩さないこと。スタイリストをはじめた頃にとある女性と一緒にお仕事をさせてもらったんです。その方は当時60歳を過ぎていたと思うんですけれど、年齢を重ねてもすごく姿勢がよく、素敵な歩き方をしていて本当に美しかった。だから私もそんな女性でありたいと思って、運動をしたり、柔術をはじめたりしたのもそうした思いがあったからですね。

 

柔術がスタイルキープの秘訣。運動することでもっとポジティブに。

日頃から運動することを心がけていらっしゃるんですね。

30歳になると体型が崩れていくという話を聞いて、筋トレをしたり、シンディ・クロフォードのビデオを買ってワークアウトをしたりしていました。そうした生活を4、5年続けていると、トレーニングにもだんだん慣れてきて、キープはできるけれど、それ以上の効果が出なくなってきたんです。「もう私は太らない」なんて高を括って、それ以降は日頃の運動をやめていた時期もあったんですけれど、やっぱり50歳をすぎるとそうは言っていられなくなってきて。体重は増えないけれど、お腹の引き締まりが弱まったり、そんな現象が起こってくるんですよ。

それで柔術をはじめたんですか?

まずはコアトレーニングからはじめました。パーソナルのトレーナーについてもらって、無理やり運動の習慣をつけていったんです。それに慣れてきた頃に主人が柔術をはじめて、道場でも女性のクラスがスタートしたので私もやってみることにしたんです。そしたらどんどんのめり込んでいって(笑)。

相手がいることで「闘争心が湧く」と語る柔術。体全体を使いながら、関節をほぐすような動きをして準備運動。それだけでも「腹筋が痛くなる」とのこと。

 

どのようなところが楽しいんですか?

技を覚えて決めるとか、相手によってシチュエーションも異なるし、スキルが必要なところ。私は道具を使ったりするのが苦手なので、体ひとつでできる柔術が性に合っていたというのもあるかもしれません。腹筋、背筋、秋臀筋というお尻の筋肉も使うので、すごく体も引き締まってきますし。

それと、服が似合う体型になるっていう特典もついてきます。男女限らず背中が丸まっちゃうと姿勢が悪くなるし、鍛えないとどんどんそうなっちゃう。だから胸を張るって大事なんですよ。

柔術に限らず、運動をすることでメンタルに働きかけることはありますか?

運動をするとアドレナリンが出るんです。それによって気分が上がるというか、ポジティブになれるというのはあると思いますね。だから私はみんなに「運動したほうがいいよ!」ってすすめています。

 

ステイホーム中もダラダラしないでメイクで気持ちを引き締め。

運動をしていると肌の調子がよくなったり、そうした効果を感じることはありますか?

私自身はあまり感じていないんですが、人と話していると年齢よりも若く見られることが多いですし、運動していなかったらきっと、そう言われる機会はもっと減っていたと思います。

メイクに関してこだわりはありますか?

コロナの自粛期間中に、しっかりメイクをするようになったんですよ。最近は茶系の色が気になっていて、ネイルは茶色だし、アイシャドーも赤茶ですね。

いつも何色かのアイシャドーを手にとってメイクをしているという亘さん。しっかりメイクをするようになったのは久しぶりとのこと。

 

どうして自粛期間中にするようになったんですか?

いままではメイクが服についたりしたらイヤだし、仕事が朝早いというのもあって面倒でやっていなかったんです(笑)。でも、年齢を重ねるとお肌も年をとります。だからちゃんとお化粧をした方がキレイに見えるんじゃないかと改めて思うようになって。

自粛期間中、ダラダラするのはイヤだったから、気持ちを引き締めるような感覚でメイクをするようになったんです。外へ出かけなくても毎日きちんとするっていうのが意識づけられて、それがいまでは習慣になりましたね。ステイホーム中はいろいろ考えさせられることが多くて。時間ができたぶん、いろんなことにチャレンジすることができました。

 

YouTubeをはじめて気づいたスタイリングと料理をすることの共通点。

4月からYouTubeで動画を配信されていますよね。それも自粛期間中にチャレンジされたことのひとつですか?

そうですね、主人が「やったほうがいいよ」って(笑)。カメラや照明をセッティングしてもらって、編集も主人にしてもらっているんです。

調味料や調理道具は、亘さん自身が使いやすいものをセレクトしたこだわりのアイテム。料理の手さばきもよく、リズミカルに調理している姿が印象的だった。

 

ファッションよりも、料理のコンテンツが多いですよね?

ただ単純に好きだからですね。料理家のようにすごい料理ができるわけじゃないんだけれど、つくって見せるというのはスタイリストと同じ。だからそういうのが好きなんだと思います。外食しておいしい料理があったらすぐ真似したくなって(笑)。一回やってみても簡単にはいかないから、何度も挑戦しながら突き詰めていくのが楽しいんですよ。

料理をつくっていて「ここだけは譲れない」というポイントはありますか?

調味料の使い方は大事だなと思います。たとえばバターを使う料理をつくって食べてみたらコクが出過ぎたりすると、次はココナッツオイルを使ってみたりとか。ミョウガとレンコンの甘酢漬けをつくったときは、普段使っているブラウンシュガーだと色がキレイに出なくて。だからといって白砂糖は使いたくなかったのでオリゴ糖を使ったら、色もキレイに出てよくなったりとか。そういう細かなところですね。

この日は人参のラペと、アボカドとトマトのサラダ、ヨーグルト、そしてチャパティを自ら調理。どの料理もシンプルな味付けで、中には隠し味が効いているものもあり美味。

 

料理は一度足し算をすると、その後は引き算ができないと言いますもんね。

そうなんですよ。でも、譲れないほどのこだわりはないかな。柔軟にいろんなことを試したいという気持ちがあるから。ただ、自分が知っているいいモノを使いたいというのはありますね。味噌とかオリーブオイルとか、ずっと長く使っているものがあるので、そうしたこだわりは持っています。

ご自宅の冷蔵庫は、ステッカーや雑誌の切り抜き、写真家のご主人が撮影した写真などで隙間なく埋められている。雑多に配置されているところが、どこかクールに見える。

 

使いやすくて便利なデイパックはいまの自分のスタイルにピッタリ合う。

ファッションで最近気になるトピックはありますか?

キム・カーダシアンがやっているインナーウェアにハマっていますね。体にピタっとハマるというか、見えないところから自信をつけてくれる感じ。色は茶系のものが多くて、さっき話したようにいまの気分に合っているというのもありますね。

バッグに関するお話も聞きたいんですが、亘さんはどのようなバッグが好みですか?

昔はすごくこだわっていた時期もありました。でも、いまはそんなにこだわっていないんです。時間をかけていろんなものを試した結果、使いやすいものがいいと思うようになりました。コンパクトで、ある程度モノが入って、使いやすくて便利なものが一番かなって。そこにエコバッグとかを入れておけば、急に買い物をしたときも困りませんし。

この<アウトドアプロダクツ>のデイパックも、そうした亘さんの好みに合いそうですか?

私は柔術に行くときに、道着をデイパックに詰めて通っているんです。だからピッタリだと思いますね。このデイパックはつくりがすごくいいですよね。生地がしっかりしているし、底面のスエードも安っぽくなくていい。

色はやっぱり茶色を選ばれたんですね。

そう!他にボルドーもあって、いい色だなと思ったんですけれど、やっぱり茶色に惹かれました。

 

新しい情報を常にキャッチして興味があれば年齢なんて気にせずトライ。

亘さんのように、ご自身のスタイルを持ちながら、柔術に挑戦したり、YouTubeをはじめてみたりなど、いろんなことに挑戦する姿勢はどのようにして生まれるのでしょうか?

私は新しいもの好きだから、そういうマインドが影響しているのかもしれません。新しい情報をキャッチして興味が出ると、すぐにトライしてみたいって思うんです。年齢なんて関係なくて、やってみたかったらやるし、着てみたかったら着てみる。こういうデイパックを背負うにしても「もう大人なんだから…」なんて気にしない。持ちたいから持っちゃうんですよ(笑)。

今後チャレンジしてみたいことはありますか?

いまは、部屋着がつくりたいなと思っています。プライベートだからなんでもいい服を着るんじゃなくて、プライベートでもちゃんと気分を上げられる部屋着。着心地がよくて、デザインも気が利いていて、なおかつ日本人の好みに合う部屋着って意外とないんですよ。そういう服をつくりたいなって考えているので、いつかお披露目できたらいいですね。

  • 4052EXPTOUTDOOR PRODUCTS ¥6,800
    ブランドの定番である「452U」のデザインを踏襲したデイパック。ボディはアメリカのテキスタイルメーカーであるデュポン社のコーデュラナイロンを使用。通常のナイロンよりも耐摩耗性と引き裂き強度に優れています。底面部分にはスエードを採用。
  • Photo:Rintaro Ishige
    Text:Yuichiro Tsuji
    Direction:RIDE MEDIA&DESIGN

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452U
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PACK FOR LIFE

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