気になるあの人の“バッグと服”。 ヴィンテージバイヤー栗原道彦編。
気になるあの人の“バッグと服”。 ヴィンテージバイヤー栗原道彦編。
3DAYS SNAP

気になるあの人の“バッグと服”。 ヴィンテージバイヤー栗原道彦編。

この春<アウトドアプロダクツ>から、定番バックパック452Uを一回り大きくした「452T」が登場。“メンズが背負いやすい、もう少し大きなバックパックが欲しい。”そんな声にお応えして誕生した新モデルです。今回は、日本のヴィンテージシーンを牽引する“ミスター古着”ことヴィンテージバイヤーの栗原道彦さんのライフスタイルを軸に、定番452Uと新作452Tをつかった「バックパック×服」のリアルな組み合わせ方について教えてもらいました。
  • 栗原道彦
    ヴィンテージバイヤー栗原道彦Michihiko Kurihara

    1977年生まれ。1995年から2010年まで株式会社ロストヒルズにてバイイング、店舗マネージメント、企画等を担当。2011年に独立、古着の卸業、ECサイトを立ち上げた後、2018年11月に実店舗「Mr. Clean Yokohama」をオープン。2020年3月に渋谷区富ヶ谷に移転、店名を「Mr. Clean」に変更。Instagram(@michihikokurihara

店舗出勤の日は無論古着メイン。
ミリタリーやワークパンツ、アメリカンなキーワードは外せない。

富ヶ谷のヴィンテージショップ「Mr.Clean」の店主を務める栗原さん。近頃は時節柄、事務所での裏方作業が多いものの、店頭に立つときのスタイリングは古着メインなのは言わずもがな。16歳のときに通っていた古着屋の店長から誘われたことをきっかけに、古着との付き合いはもう25年以上。

「歳のせいもあってか、洋服は古着・新品問わずブラック、ネイビー、ベージュとか落ち着いたカラーを選ぶことがほとんどですね。一見ベーシックなんだけど、どこかに“ひねり”がある、そんな格好が好きです。昔はもっと古着古着していた頃もあって。それこそ<アウトドアプロダクツ>の蛍光ピンクみたいなカラーのバックパックを愛用したりもしていましたよ」。

この日の出勤スタイルはデニム素材のM-65にワークパンツという組み合わせ。一見ベーシックな組み合わせだが、随所に栗原さんらしい小技が光る。例えば、土臭くなりがちなミリタリーとナイロンパンツの組み合わせ。そこでミリタリージャケットを珍しいデニム素材にしてみたり、インナーにポロシャツ素材を取り入れたりすることで、無骨で土っぽい中にクリーンな雰囲気がちょい足しされ、絶妙なバランスが成立している。

「全体としては定番っぽいんだけど、11つのアイテムにはちょっとしたひねりがある。そういうのが僕の私服では多くて。ここでいうひねりっていうのは、ちょっとした“違和感”。本当だったらオリーブカラーが定番のミリタリージャケットを、あえてデニムにするとか、ポロシャツ素材だけど形はスウェットみたいな形とか。小さなことだけど、そういうところに面白さを感じて、ついつい買いたくなっちゃうんですよ」。

合わせるバッグは452Tのベージュ。オーバー気味のシルエットにざっくりと背負える大きめのバックパックがハマる。カラーは重くなりすぎず、ちょっとミリタリーテイストも含んだベージュで。

 

オフの日は脱・ヴィンテージ。
バッグと小物でちょうどよく外す。

栗原さんのライフスタイルの中心には“遊び”としての仕事がある。「昔から服が好きで、ありがたいことに仕事がほとんど趣味みたいなものなので、本当に“THE休日”みたいな日は月に1日くらいです」。

月に一度のオフは、インドアでとにかくゆったり過ごすことが多いという。「こんなライフスタイルだから、休日コーデっていうのが僕にはあまりないんだけど、仕事から離れるオフの日には、古着はあまり着ないかも。普段古着にばかり触れているからその反動ですね」。

この日のオフスタイルは、友人が手がけるブランドのセットアップを主役に。きれいめなネイビーのセットアップのなかに、ストリート感やほんのりとラフさが見え隠れしているのが栗原さんならでは。柄物のキャップ、ソールからスケートっぽさを感じるスエードのシューズなど、随所に散りばめられた遊び心がちょうどいい“外し”になっている。

「かちっとしたセットアップなんかをちょっとだけ外すなら小物がちょうどいいですね。<アウトドアプロダクツ>のバックパックはもってこい。このスタイリングでいうと、バックパックとキャップの色の組み合わせが僕的にはポイントで。さりげなく合わせるのがかわいいかなと思って」。

色物をあまり着ないという栗原さん。ちょっと渋みのあるワインレッドは、抵抗がないのでよく差し色に使うそう。「ワインレッドは本当に万能。ベーシックなカラーならどれにでもフィットするから、普段モノトーンを好む人に手を出しやすいですよね」。仕事の日ほど荷物はかさばらないけど両手をあけておきたい、そんな休日は452Uでコンパクトにまとめるのが吉。

 

アメリカでの買い付けはハードなロードトリップ。
着心地と機能性を満たすアウトドアスタイルが定番。

バイイングのため1年の半分をアメリカで過ごすという栗原さん。アメリカではロサンゼルス・アリゾナ・ニューメキシコ・オクラホマ・テキサスなど、州をまたぎながらスリフトショップを巡る。買い付けのポリシーは、自分が本当に置きたいものを店に置くこと。「Mr.Cleanのショップ運営以外にホールセラーとしても活動しているので、好きなものより売れるものを求められることもある。だから自分の店には、とことん自分が面白さを感じられるものだけを置くようにしています」。

一度の買い付けにおける移動距離は、なんと約14,000キロにのぼるといい、その移動のすべてを自分で運転する超ハードなロードトリップには、機能性の高いアウトドア由来のアイテムが重宝するのだそう。

買い付けのときのスタイルはストレスフリーなものに限るそうで、スウェットにハーフパンツはバイイングのシーンでの栗原さんの定番だ。「1日に2030件のスリフトショップや倉庫をまわり、ショップが閉まる21時くらいから翌日オープンする朝にかけてが移動時間。基本はモーテルを転々とする感じですが、移動が長いときは車中泊なんかもざらで。だから自ずとアウトドアやミリタリーなど、機能的で楽チンなアイテムでかためてしまいます」。

スタイリングのポイントは柔らかいベージュ系のワントーンカラー。着心地だけでなく、視覚的にもストレスフリーにまとめている。「買い付けのときに身に付けるものは、雑に扱える頑丈なものが絶対。なので<アウトドアプロダクツ>のコーデュラナイロンの丈夫さはありがたいですね」。

長旅のお供にはサイズの大きい452Tをチョイス。「ブラックは汚れにくく、どんなスタイリングにもハマるカラーなので、旅にもぴったりだと思います。今回の淡いトーンのスタイリングには、ブラックが締めの役割を果たしてくれています」。

 

「古着好き、アメカジ好きには特に外せない<アウトドアプロダクツ>のバックパックが一回り大きくなったというのは、僕的にちょうど痒いところに手が届いた感覚で。452Uは定番で使いやすいけれど、入れるものや合わせる服によってはちょっと小さいと感じることもあって。だからこの新作の登場は朗報でした」。

<アウトドアプロダクツ>のバックパックが、ミリタリーやアウトドアスタイルにしっくりとハマるのは“道具”として生まれ、時を経ても変わらない無骨なデザインに共通点があるからだろうか。サイズバリエーションによって、より多くの生活シーンにフィットするようになった<アウトドアプロダクツ>の定番バックパック。ぜひ自分のライフスタイルにしっくりくるバックパックを選んでみてはいかがだろう。

 

  • Photo:Sachiko Saito
    Edit:RIDE MEDIA&DESIGN inc.

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